起業したい気持ちはある、だけど不安が強い

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起業したい気持ちはある、だけど不安が強い

皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。

『仕事の経験や知識、資格を活かしてみたい』
『自分の技術やアイディアを試してみたい』
『起業にはリスクも伴うけど、できる限りリスクは抑えたい』

起業したい人の気持ちはこのような前向きな思いや起業という経験したことのない不安が入り混じっているものでしょう。
そこでこの記事では、独立する際に感じる不安の原因と解消法などについて、開業から経営をサポートする長崎県佐世保市の翔彩サポート、代表の広瀬が解説します。ぜひ最後までご覧ください。弊社は、初回の無料カウンセリングを実施していますので、お気軽にご相談ください。

起業する時に感じる不安の種類

起業する時に感じる不安の種類は、主に以下の4点に分けられます。

  • 仕事
  • 収入や生活費の確保
  • 人間関係
  • 事業創造

具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。

仕事

起業するとき、自分自身の力で仕事を獲得できるのかの不安でしょう。
会社員であれば、会社の看板があったことで仕事も自分で取りにいかなくても仕事が常にある状態だったでしょうし、仕事があっても無くても給料がないという心配すらなかったと思います。
起業をすると、自ら仕事を取りに行かなければ仕事が生まれることはありませんし収入もありません。起業して受託の仕事をメインにする場合も、その仕事の継続性は確実ではないので、元請け企業の業績が傾けば、共倒れになる可能性もありますので、自分で仕事を取りにいくことを継続する必要があります。

収入の確保

仕事への不安と大きく関わってきますが、収入を確保しなければいけない不安も大きいです。仕事が増えればこの不安は解消されますが、仕事がなくなると一気にこの不安が襲い掛かります。中小企業の場合、一時的に業績が好調なことがありますが、このときこそ地盤を固めるときでもあります。資金繰りに不安がないような経営をしていくようにしましょう。

人間関係

プライベートと仕事を切り離すことをしましょう。
一緒に仕事をしたり、取引先との関係性を作っていくことが必要ですが、プライベートと混ぜてはいけません。どのような人と関わるかによって経営を左右することになりますので、人間関係の構築は注意が必要です。

事業創造

自分で事業を創り上げていかなければいけないので、不安が強くなる傾向にあります。
「上手く進んでいくだろう」と思って立ち上げた事業が、結果が出づらい状態は続くことが多いです。行動は起こしているのに結果が出ないことで不安を感じる方も多くいらっしゃいます。結果はすぐに出ると思わないようにしましょう。
経営をしていく上で、不安が無くなることはないと思ってください。その不安と上手く付き合っていくのが経営です。

起業する時に感じる不安を解消する方法

起業する時に感じる不安を解消する方法は、主に以下の5点です。

  • 不安は当たり前だと自分に言い聞かせる
  • 不安に感じていることを明確にする
  • 資金的な不安は明確にする
  • 固定費を極限まで下げる
  • 過度な情報収集はしない

具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。

不安は当たり前だと自分に言い聞かせる

起業という新しいことに挑戦をするとき、人は誰だって不安になります。不安に感じるのは、誰も経験したことのないことだからです。起業で不安になるのは、あなただけではなくこれまで起業してきた人のほどんどが不安を感じたことがあるでしょう。起業において、不安をすべてなくすことはできません。

不安に感じていることを明確にする

頭の中で悩んでいるだけでは、考えがまとまることはなく、不安がより積もっていきます。一度、不安なことを書き出してみましょう。そうすることで頭の中がキチンと整理されて何に不安を感じているのかが分かれば、その次に行う対策も見えてくるはずです。すぐに試せる方法なので、不安を抱えている方はまず一度試してみてください。

資金的な不安は明確にする

お金に関する不安は、金額を明確にすることが重要です。原価や経費、広告費や交通費など、できるだけ金額を明確にしましょう。必要な金額をはっきりすることで、具体的な調達方法を考えられます。自分に必要な金額と最適な調達方法がわかると、お金の不安はかなり解消されるはずです。

固定費を極限まで下げる

起業当初に限らず、経営には支出を極限まで減らすことを意識してください。売上を上げることが難しい一方、固定費は下げることが簡単にできます。通信費などもプランを見直すと料金が下がる可能性があったり、何のために支払っている経費か分からないものを一度洗い出してみるのも良いでしょう。
ただし、人件費だけは簡単に下げることを選んではいけません。しっかり検討すべき項目です。経営や収入の不安を解消したい方は、まず毎月かかっているランニングコストを見直してみてください。

過度な情報収集はしない

自分が知らない情報を調べることは大切ですが、あまりにも調べすぎても逆効果です。
調べることで混乱を招くこともありますし、調べることが目的になってしまって、知ることはできただけど何も行動していないということに陥ってしまいます。
お分かりだと思いますが、行動しなければ結果が付いてくることはありません。

起業した後に起こる大変なこと

起業する前には不安なことを感じるものですが、実際に起業した後では不安よりも色々大変な問題が起こります。

  • 資金調達の方法
  • 販路開拓の方法
  • 経営全般の知識不足
  • 従業員の雇用

具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。

資金調達の方法

起業してすぐにおける資金調達方法は大きく2つに分けられます。
1つは、株式を発行し資金を直接調達する方法です。株主が株を購入することで資金を直接的に調達するという仕組みです。
もう1つは、銀行などの金融機関などから資金を調達する方法です。銀行に事業計画書を提出して、家や車などの担保を元に融資を受けます。万一、借りた資金を返却できなかった場合は、その担保を売却することを前提に資金を間接的に調達するという仕組みです。

直接調達・間接調達に関わらず、共通しているのは資金調達のために実際の数値に落とし込んだ信憑性のある事業計画書を作れるかどうかです。事業計画を作成する際は、いくら儲かるかについて示す「損益計画」と資金のやり繰りを表す「資金繰り計画」の2つに分けて検討・作成することをおススメします。
損益計画において儲かる計画ではあるが、資金計画においてはお金が不足する計画になることもあります。金融機関は、投資した金額のリターンが見込めるかどうかをシビアに見てきます。そのためこの二つの計画を明確に示し、その根拠について具体的に示すことが必要不可欠です。

販路開拓の方法

ビジネスにおいて、売上を拡大するためには、顧客単価をあげるか、新規顧客を増やすことをしなければなりません。それは、起業する人たちにとっても同じことです。
新規ビジネスを立ち上げたばかりの時期において、価値を訴求することが困難な中で販売数や顧客単価を上げて売上拡大を図るのは困難です。売上拡大の方法として、いかに新規顧客を開拓するかに重きをおいて取り組むことが重要です。
しかし新規顧客の開拓と一言で言っても、販路がなかったり、顧客が定着しなかったりと多くの苦労があります。

起業当初は特に、売上拡大のためには新規顧客を獲得することに注力するのがオススメです。
新規顧客を獲得する方法はいくつかありますが、もっとも多いのは、既存のお客様から紹介してもらうことです。自社のサービス内容・商品・強みを効果的に新たな顧客に伝えることができます。
既存のお客様からの紹介ということもあり、話を聞いてくれる可能性が高く即効性があります。

経営全般の知識不足

起業するにあたり税務、法務、労務などの知識を持ち、定められた処理を正確に対応することは大切です。
経理処理を適切に行わないと、法令遵守をしないことで顧客・従業員とトラブルになり最悪の場合訴訟問題になること、あるべき税務処理をしないことにより脱税に見られることなど、これらのことを軽視することで会社の信用を失う可能性もあります。
コンプライアンスが徹底されていないことで会社として信用を失うということは、起業する上でとても大きなリスクとなることを理解しておきましょう。

起業した直後は、資金繰りや販路の拡大などやることがたくさんあります。税務等の知識を習得するのは後回しになってしまいます。
多くのことを一気に学ぶことは難しいため、専門家に頼ることが一つの解決策となります。税務は会計事務所、法務は法律事務所、労務は社会保険労務士事務所と、餅は餅屋に任せることで本業に集中することができるでしょう。起業支援に特化した専門家もいるため、起業する前に相談し人脈を作っておくと、起業した後いざ困った時に相談することができます。
ワンストップで聞きたい時は、あらゆる知識を持ち合わせている経営コンサルタントである翔彩サポートにご相談いただくのがおススメです。

従業員の雇用

今までの知人や友人を頼る以外で、まったく新しい人脈を使って従業員を確保することは大変困難です。起業したばかりの時点では、そもそも何をやっている企業かわからない、給料がしっかりともらえるのか不安など、従業員側から見ると誰しもが考える不安材料があるからです。従業員をいつ、どのように、どんな待遇で採用するか、その採用した人材を以下に管理していくかは多くの起業家にとって苦労しています。

起業直後の初期の従業員は、自身の縁をあたるパターンが多いです。
ハローワークも無料で求人できますが、求人範囲が狭いために希望する人材がいないことも多くあります。一方、人材紹介企業に依頼することと、ネット経由の募集は時間と労力はかかるものの、幅広い人材を確保できるため軌道に乗ってきた後にさらに売り上げ拡大に拍車をかけたい場合に適しています。
起業後のフェーズに応じて、確保方法を柔軟に変えていくとよいでしょう。

まとめ:起業のことなら、翔彩サポートまで

起業前や起業当初は、分からないことだらけです。それは、誰だって同じです。
起業を成功に導くために一緒に伴走して欲しいと思う方は、ぜひ翔彩サポートまでお気軽にお問い合わせください。

監修者情報

経営コンサルタント         翔彩サポート 代表 広瀬祐樹

【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。

経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。