悩まない経営者などいない。経営と上手く付き合う方法

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悩まない経営者などいない。経営と上手く付き合う方法

皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。

『常に経営について悩んでいる』
『プライベートの時間と仕事の時間を切り分けたいけど、経営に不安を抱いていてできない』
『同じ経営者で悩んでいる人はどう解決しているのか知りたい』

個人事業主でも法人の経営者でも、経営をしている人であれば悩みのない方などいません。私も経営者の相談役としてあらゆる企業の経営を支援してきましたが、毎日経営に関して色んな悩みについてご相談いただきます。

それもそのはず、売上を伸ばしていくことも必要ですし、資金繰りが困らないように固定費を見つめ直すことも必要です。それだけではなく、雇用している従業員の将来や仕事へのモチベーションについても考えなければいけません。ここだけでも経営の一部を切り取っただけでしょう。

この記事では、経営者が経営の悩みと上手く付き合うための方法について、開業から経営をサポートする長崎県佐世保市の翔彩サポート、代表の広瀬が解説します。

これから起業を考えている方以外にも、すでに経営していてこれからどのように経営をしていけば良いか悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。弊社は、初回の無料カウンセリングを実施していますので、お気軽にご相談ください。

悩まない経営者は存在しない

悩みがない経営者はいないと思っています。仮に悩みがない経営者は、私からすると悩みが無いことが悩みだと思ってしまいます。

世の中で成功されている経営者の方も多くいらっしゃいますが、あなたの経営にとっての答えを持っているわけではありません。これこそが答えというものはあなた自身にしかないのです。

だからこそ、経営者は悩み、苦しみ、だけで明日のために一歩ずつ進んでいかなければいけないのです。

悩むのは、経営者として解決して成長したいと思っている証と認識しましょう。

会社に属し、サラリーマンとして生活をしている方が大多数の中で、経営者でいる方は、他の人とは何か違う秀でた才能の持ち主です。誰も守ってくれる人がいない状況に身を置くわけですから。

ただ、自分を優秀だからと過信して法律が関わってくることが多い経営と向き合っていくには、経営者一人の能力では限界があります。だからこそ、税務のプロフェッショナルケアとして税理士がいたり、労務のプロフェッショナルとして労務士がいたりするわけです。

経営に関する何もかも経営者自身でできることではありますが、そこに時間を割くくらいだったら他に経営者として、できることを考えて行動に移す時間に変えてください。

経営者が作業することで満足していては、組織としての発展がありません。

経営者が抱える悩みの種

経営者が抱える悩みの種は、主に以下の7つです。

  1. 売上の減少、または売上が伸ばせない
  2. 資金繰り・資金調達がうまくいかない
  3. 事業にかかるコスト削減が進まない
  4. 経営幹部のマネジメント能力への不満
  5. 従業員の採用と定着率が低い
  6. 新規事業の立ち上げができない・うまくいかない
  7. 事業承継がうまくいかない

具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。

売上の減少、または売上が伸ばせないこと

売上が減少したり、維持できているけど伸ばせない悩みを抱えている経営者もいるでしょう。

そんな方は、「コンタクトした企業数」「提案まで行った数」「先方に見積書を提出した数」「受注数」「平均売上」等を数値化するなど営業活動をしっかりと数値で管理していきましょう。

また、WEBからの集客を考えている方に多いのが、ホームページを作っただけで人が集まるという勘違いです。

ホームページは作っただけでは集客できません。そこにたどり着いてもらうための活動が必要です。

資金繰り・資金調達がうまくいかないこと

資金繰りは、厳しくなってから急に行うのではタイミングが遅すぎます。

経営が傾いてからの資金調達は、金融機関が渋る可能性が高いのでうまくいきません。どちらも経営や売上が順調な時から、もしもの場合に備えて考えておくようにしましょう。

資金繰りに困らないようにするためには、売掛金の回収は徹底すべきです。売上が上がったとしても回収までに時間を要していて、その間に大きな支払いが発生してしまった場合は、黒字倒産になってしまう可能性も出てきます。未回収がないかを、社内でしっかり管理していく体制を整えていきましょう。

事業にかかるコスト削減が進まないこと

コストは、むやみに削減して良いものではありません。売上に直結するコストを削減することで、経営にダメージを与えてしまう可能性もあるからです。

「コストは削減したいが、どこから手をつければ良いのか判断が難しい」「コスト削減が売上の減少に繋がってしまうのが恐ろしい」と考え、なかなか踏み切ることができない経営者は少なくありません。

経営幹部のマネジメント能力への不満

経営幹部の能力不足に頭を悩ませている経営者は多いのではないでしょうか。
解決するためには、大きく「育てる」「新規採用する」のどちらかです。

前者は、社長自ら育て上げるには「時間」が問題になります。ただでさえ忙しいのに、幹部育成まで手が回る社長は少ないでしょう。
後者は、すぐに見つかるケースは少ないので、地道に行動していくしかありません。

従業員の採用と定着率が低い

少子化が叫ばれている中、企業間での人材確保の競争は年々激しくなっています。

求人募集はしているものの、費用ばかりが積み重なってしまうケースも多いのではないでしょうか。

求人募集の方法もコストをそこまで掛けずにできることを一つずつ取り組んでみましょう。意外とできていないことが多いです。
また、入れ替わりが激しい職種や専門性の高い仕事については、採用に代わる方法として、例えばアウトソーシングの導入等を考えていく必要があるかもしれません。ひとつのやり方に固執せず、柔軟な発想を持って課題解決に取り組みましょう。

新規事業の立ち上げができない・うまくいかない

社員の数や資金面で余裕がない中小企業は、新規事業を立ち上げてもうまく進めることができなかったり、そもそも立ち上げることができないことも多いです。
現状のビジネスだけでは頭打ちになってしまうことが予想できても、それを打破するような新規ビジネスに思い切って投資することは難しいでしょう。
金融機関にとっても、移り変わりの激しい現代では新規事業立ち上げのためとは言え、多額の融資を積極的にすることは厳しいかもしれません。

事業承継がうまくいかない

中小企業の場合は、子供等の親族や従業員から後継者を選ぶことが一般的です。
しかし、事業承継を是非ともしたいと立候補する人物が出てこないということも少なくありません。また、事業を引き継ぐことを望んでいる後継者候補がいても、能力的に選ぶことが難しいケースもあるでしょう。

能力不足な後継者を選んでしまうと、従業員はもちろん、その家族にまで迷惑をかけてしまうかもしれません。慎重になり過ぎて進めることができないことも考えられます。

経営者の悩みの種を解決するための方法

経営者の悩みの種を解決するための方法は、主に以下の3つです。

  1. 自分の事業の在り方を考えて改善に向け行動する
  2. 利益確保のために一つひとつのコスト意識を高める
  3. 一人で悩みを抱えず、経営の専門家へ相談する

具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。

自分の事業の在り方を考えて改善に向け行動する

現在行っている事業について、一度客観的に見直してみることは大切です。
自社の強みを活かすことはできているのか、課題は何であるのか等、改善に向けてどんなことを行っていくべきなのかを検討してみましょう。
場合によっては、思い切ってビジネスモデルの転換を行ってみるのも良いかもしれません。

利益確保のために一つひとつのコスト意識を高める

コストの削減は利益の増加に直結するため、現状何にいくらコストがかかっているのかを分析してみましょう。分析する際の視点として、「削減しても売上には影響が少ないもの」と「売上に直結するので削減は難しいもの」で分けて考えてみるのがおすすめです。

その後、前者を「売上や経営に影響の少ないもの」で優先順位をつけ、まずはそこからコスト削減を進めてみるのが良いでしょう。

一人で悩みを抱えず、経営の専門家へ相談する

「経営者は孤独」とよく耳にしますが、これは本当のことです。

小さな企業を経営している場合はこの傾向は特に顕著で、周囲に相談する人がいないということもよくあります。

モチベーションが低く、給料泥棒と呼びたくなるような従業員や、経営者の指示に背く従業員、せっかく育成したのに退職する従業員…経営者はこういった人に関する悩みを1人で抱えて、解決しなくてはなりません。

目を背けたくなることもありますが、これができなければ企業経営は立ち行かないのです。

これに耐えられない、一人で抱えきれない場合は、経営の専門家へ相談することをおススメします。

経営の専門家、翔彩サポートならこれまで同じようなケースや悩みを抱えた思いもよらない解決策で難局を乗り切っていることもたくさんあります。

まとめ:経営者の孤独な悩みなら、経営全てをサポートできる翔彩サポートまで

経営者の経営に対する悩みは専門家に相談してみることなどで、解決策が見つかることがあります。その第一歩を踏み出すのは勇気がいるかもしれませんが、現状を打破できるはずです。

一人で抱え込まず、「経営者に悩みはつきものだ」と大らかに捉えたうえで、策を探してみましょう。

そしてなによりも、まずは心身の健康を守ることが、自社の経営にとって重要であると理解しておきましょう。

監修者情報

経営コンサルタント         翔彩サポート 代表 広瀬祐樹

【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。

経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。