経営者に求められること
皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。
『経営者として求められることが何なのか』
『個人事業主と会社経営者で、求められることは違うのか』
『経営者としてやらなければいけないことは何か』
といった漠然とした疑問の声をいただくことも少なくありません。
経営者には、さまざまな役割が求められますが、特に重要なのは、どのように事業を成長させ、価値を増大させるかということです。
そこでこの記事では、経営者の役割や仕事内容、事業を成功に導くために必要なことついて、開業から経営をサポートする長崎県佐世保市の翔彩サポート、代表の広瀬が解説します。
これから起業を考えている方以外にも、すでに経営していてこれからどのように経営をしていけば良いか悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。弊社は、初回の無料カウンセリングを実施していますので、お気軽にご相談ください。
経営者とは何か?

経営の全責任を持つ者が、経営者と呼ばれる方々です。
会社法上の代表取締役や役職上の社長といった呼称がありますが、最高経営責任者という狭義の意味で捉えることもできます。会社法上の役員であり、取締役会の議長または代表者として、会社の運営を統括する役割を担います。
代表取締役も同様の役割を持ちますが、取締役会の運営において特に重要な権限を持つ場合があります。
個人事業主は、自身が経営する事業の責任者であり、個人でビジネスを行い、収益を得ることになります。
この場合、個人がすべての決定を自己責任で行うため、事業を経営する上での責任も大きくなります。
個人事業主でも会社経営者でもどちらにも言えることが、経営者と呼ばれる方々には全責任が降りかかってくるという覚悟を持たなければいけません。
他責にする時点で経営者としての覚悟が足りません。
経営者になる方法

経営者になる方法は、主に以下の2つです。
- 自ら起業する
- 雇われ社長になる
具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。
自ら起業する
起業することが経営者になる最もシンプルな方法であると言われていますが、会社設立の場合には資本金の用意や手続きが必要になります。資本金は、ビジネスを開始するために最初に必要な資金であり、会社設立時には所定の手続きを行う必要があります。
また、経営者には様々なスキルや知識が求められますビジネスの計画を立てることはもちろん、事業の成長戦略を検討することが必要であり、常に新たなアイデアを求め、顧客との良好な関係を維持することが求められます。
起業を考える場合には、自身のビジネスのアイデアやビジョンを明確にし、必要なスキルや知識を習得することが重要です。
雇われ社長になる
経営者として活躍する方法には、自分でビジネスを起こす方法だけでなく、「雇われ社長」として働く方法があります。
雇われ社長とは、別の会社に経営者として雇われることであり、起業する以上の責任を持ちながらも、リスクはオーナー側が負うというメリットがあります。
しかし、会社の所有権は元のオーナーが持っており、経営者としての権限は制限される場合があることも忘れてはなりません。
そのため、経営戦略や意思決定において、オーナーとの調和が求められます。雇われ社長から実績を積み、成功した起業家として有名になる人もいますが、実際に成功するためには、ビジネスの知識や経営スキルを磨く努力が必要です。
経営者の仕事内容とは?

経営者の仕事内容は、主に以下の4つです。
- 事業の発展
- 意思決定
- 資金調達
- 社員教育
具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。
事業の発展
経営者として、事業の拡大や推進するためには、社長自身が主導権を握り重要な指示を出すことが必要不可欠です。しかし、営業や日々の運営を従業員に任せることも良い手段です。
ただし、単にタスクを割り振るだけでは社員たちは共通の目標を見つけられず、事業の長期的な目的に沿った取り組みができません。中長期的な計画を策定し、そこから生じる課題や具体的な対策を含め、事業承継計画を立てることが大切です。
意思決定
経営者にとって意思決定は重要であり、会社の成功を左右する要素となります。
経営方針を決定することは、経営者の重要な役割であり、会社の方向性を示す上で欠かせないものであると同時に、重要な意思決定の一つでもあります。
経営方針を明確にすることによって、経営者は自分自身だけでなく、従業員にも明確な企業ビジョンを示せます。経営者が従業員に経営方針を伝えることで、従業員は「何のために働いているのか」「自分のやっている仕事が会社のどのような目的に繋がるのか」などを理解することができます。
つまり、従業員が会社のビジョンに共感し、自らの業務に対するモチベーションが高まることによって、会社の業績向上に繋がることが期待されます。
資金調達
企業が資金調達を実施する上で、経営者の役割は重要です
。経営者は常に数字を見ながら経営判断を行うことが求められます。このような判断基準によって、企業の経営は一貫性が保たれ、将来の安定的な発展が期待できます。
特に、社長は資金繰りに関する判断を行うのが重要です。
会社の将来を見据えながら、どのような資金調達を行うかを判断し、常に全社員の雇用を守るために支払いができなくなる状況を避けなければなりません。
経営者の資金調達に関する判断力が企業の未来を左右することがあるため、常にこの問題に真剣に向き合い、最適な判断を行うことが求められます。
社員教育
従業員の育成や評価は、経営者にとって重要な仕事です。
中小企業や個人事業主の場合、従業員数が少なく育成に携わることができますが、大手企業では従業員数が多くなり、一人一人を評価することが難しい場合もあります。
しかし、従業員の育成は企業成長のために不可欠なものであり、重要性を認識するべきです。
従業員育成には、社会人としての基礎から育てることが大切です。
新人教育を徹底し、職場でのマナーやビジネススキルを身に付けることで、社会人としての基礎を築くことができます。社員が企業理念を理解していることで企業文化を共有することができ、仕事に取り組む姿勢も大きく変わるでしょう。
経営者として事業を成功させるために必要なこと

経営者として事業を成功させるために必要なことは、主に以下の4つです。
- リーダーシップ
- ネガティブ思考の廃止
- 自分自身を信じること
- 将来を見通す能力がある
具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。
リーダーシップ
リーダーシップとは、周りの人たちを引っ張っていく力のことです。
経営者は事業の経営はもちろんのこと、新しい事業の立ち上げも指揮しなければならないことがよくあります。
多くの場合、経営者として成功するには、出資者を集めて関係を構築したり、従業員や業務の状況を監督したりすることが必要であり、そのためには優れたリーダーシップが求められます。
優れたリーダーは、目標達成に向けて人々を動かすことで、周りの人たちからリーダーとして認められます。
ネガティブ思考の廃止
物事の良い面に目を向け、悪い面があっても落ち込まないようにすることです。
経営者が事業の立ち上げや監督、運営をしていくにあたっては、さまざまな壁にぶつかることがあります。
新しい会社を設立する際は、登記申請や税務署への届出、事業計画書の作成や銀行口座の開設など、山のような手続きを終わらせなければなりません。
こうした手続きに必要な書類を準備する過程で、登記の遅れや事業計画書の不備など、進捗の妨げとなる問題がいくつも生じる恐れがあります。
そうした壁にぶつかっても、モチベーションを失うことなくスムーズに乗り越えていくには、楽観的な姿勢を持つことが効果的です。
経営者に必要な他の資質と同様に、楽観的な姿勢は経営者としてのキャリアの中で身に付け、維持していくべき資質となります。
自分自身を信じること
自分は目的を達成するために必要なものを持っていると信じることです。
経営者は銀行に融資を依頼したり、人手を集めたり、従業員のやる気を引き出したり、クライアントや仕入先との関係を築いたりする必要があるので、これらのタスクをうまくやり遂げられるという自信を持つことが重要になります。
自信を持つことは、経営者にとってさまざまなメリットがあります。
自信に満ちた態度を取れば、自分の提案に対して主な利害関係者から好意的な反応を得やすくなります。
将来を見通す能力がある
経営者にとって、将来の見通しを立てることが非常に難しい状況になっています。
このような状況下では、先見性を持った経営者がますます重要視されるようになっています。
先見性を持った経営者は、将来のリスクを予測し、事業の柔軟な運営や戦略の転換を行うことで、競争力を維持し事業の持続的な成長を実現することができます。
まとめ:経営のことで悩んだら、経営全てをサポートできる翔彩サポートまで
経営者は、これらの資質を備え、現代のビジネスの激しい競争に勝つために、常に研鑽を積む必要があります。
ただし、時間は有限です。
経営者自身の時間をどこに使うべきか、他者に任せるべきところは何なのかという判断をできるようになりましょう。
上記以外にもご不明な点等ございましたら、翔彩サポートまでお気軽にご相談ください。
監修者情報

経営コンサルタント 翔彩サポート 代表 広瀬祐樹
【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。
経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。