経営を成長させる経営会議とは?事業成長には毎月経営を振り返ることが必須

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経営を成長させる経営会議とは?事業成長には毎月経営を振り返ることが必須

皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。

『経営がなかなか波に乗らずに停滞してしまっているけど、何を改善したら良いか分からない』
『仕事が忙しすぎて経営を振り返る暇がない』
『経営者一人だから経営の振り返りなんてしなくて良い』

毎月、自社の経営を振り返っていますか?という質問に対して、このような答えをいただくことがあります。

個人事業主の方なら年初、会社経営の方なら決算期末に事業計画を立てる方も多い一方、その目標に対して毎月振り返りをしているのはごくわずかです。目標を立てたのならそれを実現するために日々成長できているのか確認しなくては良いのでしょうか。

もし、その答えが「振り返りは不要だ」なのだとしたら、年間目標を立てる意味は全くないですね。

これは、一人経営者の方でも、スタッフを雇用している中小企業であっても同じことです。

この記事では、経営を成長させるための経営会議の意義と進め方などについて開業から経営をサポートする長崎県佐世保市の翔彩サポート、代表の広瀬が解説します。

経営が上手くいかずにもどかしさを感じている方や経営者で孤独を感じてしまっている方は、ぜひ最後までご覧ください。弊社は、初回の無料カウンセリングを実施していますので、お気軽にご相談ください。

経営会議とは?

経営会議では、会社の現状や今後の課題などを確認して共有し、経営方針や経営戦略、事業の進捗状況などに関する意思決定や見直しを行います。

また、問題などが発生した際にも軌道修正ができるように、月次などで定期的に開催されるのが一般的です。

定期開催することによって、現在の経営状況をリアルタイムに把握できることが理由として挙げられます。

経営が常に、事業計画通りにいくとは限りません。むしろその方が少ないでしょう。

経営に行き詰まったり、問題を即座に対処できていなかったりした時に経営を振り返る時間がなければ、間違った道を軌道修正せずに事が大きくなってしまうことや遠回りをしてしまうリスクを抱えてしまいます。

翔彩サポートのサービスにある経営会議では、より効果的な会議になるために業種に特化した経営数値分析をもとに経営のさまざまな問題へと切り込んでいきます。

ご興味のある方は下記リンクをご確認ください。

上記のサービスは経営者と一対一による会議です。

スタッフを含めた経営ミーティングを行う場合は、別サービスとなりますのでその際はこちらをご確認ください。

経営会議を有益なものするため必要なこと

経営が上手くいかない理由は、主に以下の5つです。

  1. 経営会議規定を作っておく
  2. 経営会議の議題を決める
  3. 参加メンバーを決定し、役割を決める
  4. 会議の実施日について調整しておく
  5. 定期的に開催する

具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。

経営会議規定を作っておく

経営会議をスムーズにするためには、事前準備として経営会議規定を作っておくことが大切です。
経営会議において何を話し合うのかといったことや、誰が最終的には決議するのかなどを決めておけばスムーズに会議を開くことが出来るためです。
取締役会とは異なり法的な要素は薄いため、出来るだけ会社の経営の実情によりそった内容を作るようにしましょう。
どのようにして会議を進めるのかといった手順書のようなものを作っても良いでしょう。
何を決めるための話し合いなのかを設定することが重要です。

経営会議の議題を決める

経営会議をスタートする前に必ず経営会議の議題を決めるようにしましょう。
なぜなら、会議が始まってから各役員が議題を持ち寄るようでは進行が遅れるためです。
経理部などに開催時期を通達し、経営会議の議題を決めるために必要な企業の経営状況に関する資料を出してもらうようにしましょう。
例えば業績好調なら業績好調要因などを調べ、どのように仕事を進めていくことでさらに業績アップができるのかなどを議題にすることも重要です。
会社の状況が一目でわかるような資料を会議主催者が先に入手しましょう。

参加メンバーを決定し、役割を決める

経営会議に参加するメンバーを決定し、役割を決めるようにしましょう。
なぜなら、参加メンバーを選定しなければ決定者不在のまま会議が開催されることにもつながっていくためです。
経営会議という名前のついた会議にも関わらず参加者に役員がおらず一般社員ばかりという状況になるとただ時間が過ぎるだけとなる可能性があります。
必ず議題を決定できる権限を持った人物を参加させて、確実に議題を前に進めるようにしましょう。

会議の実施日について調整しておく

経営会議は一般的に、月次決算の締め日を基準にして開催されます。

もし経営会議が不定期に開催されたら、参加率が低下しがちになったり参加者の変動で意見交換や意見集約が難しくなったりするでしょう。

月次決算といった基準日をもとに会議を定例化すれば、「参加者が事前に予定を組みやすく会議への参加率が向上する」「月次決算の数字を使ってタイムリーな意思決定ができる」など、経営会議の効率化が進みます。

定期的に開催する

経営会議は不定期に開催するよりも、月 1 回など開催頻度を決めておくほうが円滑に進めやすくなります。

参加者は次回の経営会議に向けて準備や調査を行い、報告・共有すべき内容をまとめておけるからです。

毎月 10 日に開催というように、具体的な開催日を定めておくことをおすすめします。

経営会議後を成功させるための重要なポイント

経営会議後を成功させるための重要なポイントは、主に以下の3つです。

  1. ファシリテーターを入れる
  2. 活発な意見交換の場にする
  3. 会議で決定したことを実行させる
  4. 定期的に進捗を確認する

具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。

ファシリテーターを入れる

ファシリテーターが中心となって会議を進めることにより、経営会議を滞りなく進行できます。

経営上の重要事項を討議する経営会議では、参加者間で意見の対立が生じることも想定されます。

中立な立場で議論に耳を傾け、調整役を担うファシリテーターを配置することで、会議を円滑に進行しやすくなるでしょう。

活発な意見交換の場にする

経営会議は、意思決定を行う重要な場であるのと同時に、参加者が意見交換を行い納得したうえで決断を下すための場でもあります。

活発な意見交換が行われるようにするためには、発言しやすい環境を整えていくことが大切です。
例えば、社長の考えに対して役員が反対意見を述べにくいといった状況が生まれないよう、議論を交わす意義について共通認識を形成しておく必要があります。

会議で決定したことを実行させる

経営会議での決定事項は関係部署の責任者に必ず伝え、現場で着実に実行してもらいましょう。

経営会議で決まったことが現場に反映されない状態が恒常化すると、組織が機能しなくなっていきます。
経営会議での決定事項は会社としての方針であり、現場では必ず実行すべきものであるといった認識を意識させることが大切です。

定期的に進捗を確認する

経営会議の場で決まったことでも、いざ日々の業務と隣り合わせの日々では進まないことも多いのが現状です。

結果として生み出すためには、経営会議で決定したことを実際に実行しているかどうかの進捗管理を社内で行う必要性があります。

それぞれの議題への取りまとめ役を決めて進捗を管理させることも一つの手です。

経営会議が失敗するケース

経営会議が失敗するケースは、主に以下の3つです。

  1. 事業計画が曖昧
  2. 経営者のみが発言し、トップダウンの会議
  3. 積極的な発言をしにくい環境
  4. 会議で決定したことを実行させる
  5. 定期的に進捗を確認する

具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。

事業計画が曖昧

経営会議の土台となる経営計画そのものが曖昧だと、話し合うべき議題のゴールを設定しにくくなります。

経営計画が明確でなかったり、役員間で十分に共有されていなかったりするのであれば、まずは経営計画を最優先議題に設定しましょう。

経営会議の「軸」が定まることによって、討議や意見交換を交わしやすくなるはずです。

経営者のみが発言し、トップダウンの会議

「社長が独断で進行し、ほかの参加者は社長の考えを聞いているだけ」というような経営会議は、有意義とは言えません。社長一人では組織全体を掌握できないからこそ、経営会議を開催する意義があるのです。

議論が交わされる会議にならないのであれば、進行方法や役割分担を見直す必要があるでしょう。

積極的な発言をしにくい環境

発言しても声が大きいタイプの役員に否定されてしまったり、社長の鶴の一声で物事が決まったりする場合、参加者が発言しにくい環境になります。

会社にとって重要な議題について話し合う経営会議だからこそ、積極的な発言を促し、十分な議論を尽くしたうえで意思決定を行うことが大切なのです。
意見を出し合う時間と議論する時間を分けるなど、発言しやすい環境を整えていきましょう。

まとめ:結果を出す経営会議をしたいなら、経営全てをサポートできる翔彩サポートまで

毎月経営の振り返りをしてこそ、立てた事業計画が活きてくるものです。振り返りを行わないなら事業計画を立てる必要もありません。

翔彩サポートの経営会議は、基本的に経営者と一対一の会議を行います。今どこに問題点があるのか、業種に特化した経営数値分析をもとに見つけ出し改善・取り組みを行います。一人経営者の方こそ、一人で悩まず、翔彩サポートを頼ってみてください。必ずあなたの経営の右腕になります。

上記以外にもご不明な点等ございましたら、翔彩サポートまでお気軽にご相談ください。

監修者情報

経営コンサルタント         翔彩サポート 代表 広瀬祐樹

【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。

経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。