起業する人必見!独立への覚悟

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起業する人必見!独立への覚悟

皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。

今回は「独立への覚悟」について解説します。

近年、起業したいと言っている方が増えてきたように思います。

色んな職業が増えてきたことも起業を後押ししている一因なのかもしれません。

これからの時代では自分でお金を稼ぐことが必要になりますが、独立が正解ということはありません。お金を稼ぐことが簡単だと思わないでください。

『独立する』ことがゴールになっている人がいますが、大変なのはそこから経営をしていかなくてはならないということです。

起業に覚悟が必要な理由

起業に覚悟が必要である理由は、起業後に自分が思い描いていた理想とは違う現実に後悔する人がたくさんいるからです。

覚悟ができていないと深く落ち込んで立ち直るまでに長い時間を要します。

一方、覚悟ができている人は困難な状況になったとしても最初から覚悟していたことが起きただけなので、歯をくいしばって問題に立ち向かうことができます。

起業したらほとんどの方が直面する辛い状況があります。

「こんなはずじゃなかった…」とならないためにも、辛い状況になっても落ち着いて対処できるように覚悟を決めましょう。

起業した場合に覚悟して欲しいことを書き出しますので、ぜひご覧ください。

これを理解して、納得できる方は起業することへの第一歩が踏み出せるでしょう。

他責にするな、すべて自己責任

起業した場合は誰からも労働時間や勤務形態について何も言われないため、自分で自分を律しないと生活費を得ることができません。

過剰に長時間労働を重ねた場合も体調を崩すなどの問題が起きます。サラリーマンのときのように自分の代わりに仕事を進めてくれる人もいないため、契約した期日に納品が間に合わなかったり、契約を取りにすらいけなかったりすることも覚悟しなければなりません。

仮に雇っていた社員の失敗も経営者の失敗として受け止める度量が必要です。

外部批判への耐性

あなたのせいで起きた問題でもそうでなくても、あなたが会社の顔である限り批判されるのはあなたである場合が多いです。

さらに、SNSなどで社長として有名になった場合、どんな人にでも批判のコメントが集まります。有名になることで承認欲求が満たされたり、会社が有名になって仕事が舞い込んできたりする一方で、批判のコメントをもらう覚悟を決めなければなりません。

批判された場合に、弁護士に相談する手配をしたり自分でメンタルをコントロールする術を持ったりしていないと、頻繁に落ち込んでしまうでしょう。批判した側が悪いのはもちろんですが、相手が悪いと言っているだけでは物事は解決しません。

思わぬところから批判されるかもしれないことと、自分から解決に踏み出す必要があるということを覚悟して起業しましょう。

社員の人生を背負え

起業後、もし社員を雇う場合、あなたが背負う責任は自分の家族の生活に対してのみではなくなります。

自らが雇用した社員の人生を背負う覚悟を持ってください。

簡単に途中で辞めることは難しいですし、働いてもらった分の給料を意地でも出す必要があります。自分が雇った社員とその家族の生活は自分が保証するという覚悟を持って起業しましょう。

なお、現代では人を雇わずに1人会社の社長として働いている人や外注先のフリーランスと自分だけで業務を完結している人もいます。ムリをして社員を雇おうとせず、小規模から始めるのも1つの手段です。

本物を見分ける力を身に付ける

お金が集まるところでは詐欺が横行します。

会う人会う人すべてが詐欺師であるわけではありませんが、本当に信用してもよい相手なのかを判断することは今まで以上に重要になります。

自分の貯金がなくなってしまう程度なら、これからまた貯めれば良いと思えますが、銀行に借りたお金がなくなってしまうと大問題です。

納品してもらう予定であったものが納品されないことや、逆に自分が納品したものにお金を払わずに持ち逃げされてしまうこともよく耳にします。

こうした詐欺行為に対して裁判をするとなると費用や時間がかかるため、費用対効果を考えて諦めなければならない場合もあるかもしれません。

人や会社と契約するときには最善の注意を払い、それでもなお詐欺に引っかかってしまう可能性があるという覚悟はしておきましょう。

生活費を切り詰める

生活費が稼げなければ、自分の貯金を切り崩して生活することになります。

貯金を切り崩しているのに十分な収入がなければ、すぐに底をつきます。このため、生活費以上を安定して稼げるようになるまでは生活水準を下げることが必要です。

一度上がった生活水準はなかなか変えられるものではありません。事業が上向いても初心を忘れないようにしましょう。

決断は経営者自身で行う

最終的な決断は社員ではなく、社長であるあなたがします。急に起きた問題に対する決断を迫られることもあるでしょう。普段から人に決断を任せてしまう人であれば、自分で決断をする練習をしなければなりません。

さらに、優柔不断な性格であれば、仕事中のみでもハッキリ決断ができるように動く必要があります。

どんなに困難な決断でも自分で行う覚悟を持って起業しましょう。

プライドを捨てる

自分のそのいらないプライドが売上を邪魔します。

起業した当初は、資金も伝手も人脈も少ないのは当たり前。地道な営業活動をできるかが重要です。

社長こそ頭を下げる機会が多いのです。

取引先や株主などには頭を下げて謝罪をしたり、下手にでることで仕事をもらったりすることがあります。頭を下げる機会を極力減らしたいのであれば、責任が軽い立場となることが必要です。

起業するのであれば、頭を下げる機会がついてまわることを覚悟しましょう。

思った通りに仕事が進まない

起業してから行う仕事は、取引先の要望や社員と外注先の方のミス、使用しているソフトと機器の故障、予想外のトラブルなどさまざまな要因で思った通りに進みません。さらに、それらの問題が起きたことで納期に遅れてしまうと、あなたの責任となってしまうのです。

思った通りに仕事が進まないとイライラしてしまい、集中できなくなる性格の方だと、日々イライラすることが予想されます。最初から、計画通りに仕事が進むことはほとんどないと覚悟を決めて仕事をするようにしましょう。

時間が無いのは当たり前

現在成功している起業家は誰しも、仕事に熱中した時期があります。自分の趣味の時間や家族と過ごす時間、友達と飲みにいく時間などは減らすもしくは無くす覚悟を持ちましょう。

余暇時間をなくすことは想像しているよりも過酷です。

好きなことができないだけでなく、ストレスも溜まってしまいます。趣味の時間をなくしても、ストレス解消のための運動などをする時間は確保してメンタルのコントロールも行っていきましょう。

まとめ

起業する場合には楽しい未来だけではなく、ほとんどの場合に辛い状況も待ち受けています。

辛い状況を覚悟してもなお起業したいと思えるかどうかは人によるので、自分に合った道を選びましょう。

上記の内容以外にもご不明な点等ございましたら、翔彩サポートまでお気軽にご相談ください。

監修者情報

経営コンサルタント         翔彩サポート 代表 広瀬祐樹

【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。

経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。