経営者が誰にも言えない悩み

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経営者が誰にも言えない悩み

皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。

今回は「経営者が誰にも言えない悩み」について解説します。

会社の経営者は常に多くの悩みを抱えています。
経営状況や従業員のことなど、会社の将来を考え出すとキリがありません。

売上の低迷・不安定

どれだけ業績が良い会社であっても、毎月黒字経営を続けることはとても難しく、一時的に負債を抱えてしまうことも多いです。
些細な売上の低迷であっても、経営者にとっては大きなプレッシャーになります。

原因

  • 新規顧客の減少
  • リピート率の低下
  • トレンドの変化
  • 競争の激化
  • 社会情勢

このように、売上が低迷してしまう場合は様々な原因が考えられます。
複数の要因が重なり、大幅に売上を落としてしまうケースも珍しくありません。

対策

売上が低迷してしまう原因によって講じる対策は違ってきます。

なぜ売上が伸びないのか、経営状況を分析することから始めましょう。
また、合わせて自社の強みも具体的に把握しておきましょう。
短所を補う、あるいは長所を伸ばすことが売上の向上に繋がるので、まずは客観的に自社を分析することが大切です。

コストカットの難しさ

経営において利益を出す方法は簡単にいうと2つに分けられます。

一つは経費を賄える以上の売上を上げること、もう一つは毎月かかる経費を圧縮する、この二つです。

経営者は、経費を支出するときに意識しなければいけないのは、「この支出が将来経営にどのような影響を及ぼすのか」をしっかり考えるようにしましょう。

原因

経営者が現場にいる従業員と同じ視点を持てていないことが考えられます。
具体的にどのような項目にコストを費やしているかイメージできないため、移動費や消耗品といった表面的なコストばかりに気を取られてしまいます。

対策

コストダウンを意識することで無駄を削減することができますが、効果は小さくても、すぐに実行できるところから取り掛かることがおすすめです。

ただし、注意しなければいけないのは、コストカットを意識するあまり、業務効率が悪化するようであればそのコストカットはしないことです。

運転資金の不十分

資金調達に苦労し、キャッシュが不足してしまうことも、多くの経営者が抱えている悩みです。
資金繰りが滞ると、経営にも少なからず影響を与えてしまうため、特に毎月のランニングコストが高額な企業は注意する必要があります。

資金が足りないと、頭の中がそのことだけでいっぱいになり、営業どころの話ではなくなります。

金融機関へ打診して、将来を見据えた経営を行うようにしましょう。

原因

キャッシュが不足する主な原因としては、売上債権の回収が遅れていることが考えられます。
実際に現金が入ってくるまでの期間が長いほどリスクも高く、不安も伴います。

対策

業種によって具体的な対策は異なりますが、債権の回収条件が適切であるか見極めましょう。
また、売上が不十分である場合には、金融機関の協力も借りて経営を行っていきましょう。

誰にも相談できない孤独さ

孤独感に悩まされる経営者も非常に多いです。
従業員とは、一緒に仕事をしていますが、どこまでいっても雇用する側と雇用される側です。

その差を埋めることは困難ですが、健全な精神状態で会社を運営するためにも、解消すべき問題だと言えるでしょう。

原因

自分の周囲にいる人々との価値観の違いが孤独感を生み出します。

経営者が会社に対して特に強い思いを持つことは自然なことですが、その感覚が従業員とあまりにかけ離れていると、経営者は孤独感を抱いてしまいます。

対策

自分と同じ気持ちで経営を伴走してくれる方をそばに置くなどして、気持ちの面でサポートしてもらいながら上手く経営をできる体制はとても重要です。

その人が、社内でも社外でも良いので、ともに経営を取り組んでくれる人を見つけましょう。

まとめ

経営者は様々な悩みを抱えることになります。
全てを一人で解決することは難しいため、友人や外部の専門家に相談することも有効です。
多角的な視点で問題を捉えるためにも、一人で背負い込まず、客観的な意見を取り入れていきましょう。

上記の内容以外にもご不明な点等ございましたら、翔彩サポートまでお気軽にご相談ください。

監修者情報

経営コンサルタント         翔彩サポート 代表 広瀬祐樹

【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。

経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。