売上とSNS

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売上とSNS

皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。

今回は「売上とSNS」について解説します。
新型コロナウイルスの影響により企業の販促活動におけるデジタル化が急速に進んでいます。その中でも、生活者が多くの時間を過ごし、情報取得のインフラとしても機能している「SNS」をどのように日頃の販促活動に活かすかに大きな注目が集まっています。

SNSを活用してもすぐに売上には繋がらない

SNSを活用したマーケティングに取り組むとなると、以下のような想像をされる方が多いのではないでしょうか。

  • SNSマーケティング=アカウント運用
  • とりあえずフォロワー数を増やせばいい
  • インセンティブを用いたキャンペーンを連発してフォロワーを増やそう
  • 新商品の紹介など、告知媒体として運用すればいい
  • 短期的な取り組みですぐに効果が得られる
  • フォロワー数の多いインフルエンサーや有名人に拡散されないと意味がない

しかし、これらの考えをもったままSNSを活用しても、効果を最大限に引き出すことは難しいでしょう。SNSマーケティングの本質を正しく理解し、売上に繋げていきましょう。

売上に繋がるSNSとは?

重要なポイントは以下の4点です。

SNSを使う目的を明確にする
目的に合ったSNSを選ぶ
運用ルールを決める
投稿やシェアが生まれやすいコンテンツを作る

SNSを使う目的を明確にする

企業がSNS活用をする際は以下の目的や効果があります。

自社や商品のファン作り
認知拡大
販促や集客
コミュニティ作り

まずは「何のためにSNSをするか」を考えてみてください。

目的に合ったSNSを選ぶ

目的を考えたうえで、目的とターゲットに合ったSNSを選択することが重要です。

Facebook

世界でアクティブユーザーが最も多いのがFacebookです。海外展開を検討している企業、BtoB企業は運用をおすすめします。
実名性なので、オフラインでもつながりがある人との関係性が反映される傾向があり、信頼構築に向いています。
他のSNSに比較すると、エンゲージメント率も高い傾向があります。ただし、拡散力は低めです。

Instagram

視覚的な訴求がメインのため、写真や動画にした時にインパクトがある商材に向いています。たとえば、ファッション、コスメ、料理、飲食、ライフスタイルに関連するBtoC向けの商品やサービスは、運用をおすすめします。

X(旧Twitter)

他のSNSと大きく異なる点は、140文字の短いテキストでのコミュニケーションがメイン(画像や動画も投稿可能)で、リアルタイム性がある点です。「今」起きていることが投稿され、話題にもなりやすいです。共通の趣味や嗜好でつながる傾向があり、リアルで会ったことのないユーザーとの交流も盛んに行われます。

エンゲージメント率は比較的低いですが、拡散力はかなり強いです。

YouTube

テレビ代わりにYouTubeを試聴するユーザーも多く、幅広い世代が利用しているSNSです。企業や商材の魅力が伝わりやすく、業界の知識を発信したり、導入事例を紹介したり、製品の使い方の手順を解説したりと様々な活用法があります。BtoB、BtoC企業ともにおすすめです。
公式YouTubeチャンネルを開設し、コツコツ動画を配信する中小企業も増えており、エンゲージメント率、拡散力はともに中くらいです。

TikTok

短い尺の動画が主流のSNSで、TikTokのユーザーの半数以上は10〜20代の若年層です。若年層向けの商品やサービスを展開している企業は、運用をおすすめします。簡単に動画編集ができるシステムが特徴で、動画編集の経験がない人でも活用可能です。
また、YouTubeで配信した動画を流用し、短く編集してTikTokで運用する方法もあります。エンゲージメント率は中くらいで、拡散力は強いです。
エンゲージメント率は高い傾向にあり、拡散力は中くらいです。ハッシュタグからの流入が見込めるため、ハッシュタグの活用が流入アップのカギとなります。

運用ルールを決める

目的と利用するSNSが決まったら、運用ルールを定めましょう。定期的に、軸を持って投稿をし、結果を振り返ることで効果的にSNSを活用できます。
まずは以下の運用ルールについて定めてみるといいでしょう。

どんなコンテンツを配信するか?

投稿内容については、ユーザーに役立ちそう・興味を持ってもらえそうな発信内容を考えましょう。ペルソナから具体的に想像することが大切です。なお、宣伝や広告ばかり投稿すると、ユーザーは「また宣伝か」と嫌悪感を抱きかねません。
そのため、基本的にはユーザーに役立つ情報の発信やコミュニケーションをメインにし、宣伝はときどき織り交ぜる程度にしましょう。

どのくらいの頻度で投稿するか?

運用当初は、多めの頻度で更新するとフォロワーが集まりやすいです。目安としては1日1回~3回程度は投稿するのが理想的です。

誰が投稿するか?

専任担当者の選定や、SNS運用のチーム化などを行い、SNSの運用体制も整えておきましょう。

投稿やシェアが生まれやすいコンテンツを作る

認知拡大や販促を目的とした場合は多くの人に見てもらうために、ユーザーに投稿拡散をしてもらい情報をシェアされることが重要です。
もちろん、豪華な景品を用意したキャンペーンも効果的ですが、思わずユーザーがシェアしたくなるキャンペーンやコンテンツを企画すると、少ない予算でも大きな認知拡大効果が得られます。

まとめ

SNS運用とは、企業や商材についての情報発信や、顧客とのコミュニケーションなどをSNS上で行い、企業アカウントを運用することです。
商品やサービスの認知拡大、企業のイメージアップ、ファン獲得、ブランディングなどを図ることができます。
目的や自社にあったSNS運用を行いましょう。
上記の内容以外にもご不明な点等ございましたら、翔彩サポートまでお気軽にご相談ください。

監修者情報

経営コンサルタント         翔彩サポート 代表 広瀬祐樹

【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。

経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。