売上低迷時における外的要因の可能性とは?

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売上低迷時における外的要因の可能性とは?

皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。

今回は、「売上が落ちた時にやらなければいけないこと」について解説します。

「売上がなぜ低迷したのかその原因がわからない」
「売上回復に向けた対策や枠組みを知りたい」

など、売上が減少することに悩みを抱えているものの、何をすればよいか迷ってしまうケースは少なくありません。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたことを原因に、低迷という状態で危機的状況にある企業などは、まず会社の枠組みから見直すことが必要になっているともいえます。

売上低迷の2つの要因

会社の売上が減少し、低迷といわれる状態になる要因は、大きく次の2つに分けることができます。

外的要因

周囲の状況や他者からの影響など社内以外に要因がある場合

内的要因

行動の結果の原因が性格や能力など社内に要因がある場合

簡単に説明すると、市場や経済の変化など、会社の外の影響で売上が低迷してしまうのが「外的要因」で、社内の営業力などに問題があり売上低迷に陥るのが「内的要因」です。

売上が低迷する5つの外的要因

売上が低迷する5つの外的要因は、主に以下の5つです。

  • 流行による影響
  • 周囲の環境変化による影響
  • 同業他社の業績向上による影響
  • 商品・サービスのイメージが悪化している
  • ホームページやSNSのアクセス数の減少

具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。

流行による影響

時代の流れなどによる「流行」で、「はやり」に乗ることができた場合には売上を大きく伸ばすことができます。

しかし、その反面、流行に移れば売上は下がっていき、いつまでも前の流行に縛られていれば低迷することとなるでしょう。

とくにファッションなどは流行の移り変わりが早く、時代の流れに沿った戦略などが必要です。

業界に限らず、消費者の購買意欲が高いものは一時爆発的に売れることはあっても、ニーズが下がればたちまち売れにくくなる傾向がみられます。

周囲の環境変化による影響

もともとは静かでゆったりと落ち着くことができる場所にある飲食店として知られていたのに、近隣に商業施設ができてしまったため、車の通りが増えて落ち着くことができなくなったなどです。

他にも近くに新たな道が通ったことで店前の道を人の通行が少なくなった場合や、バスや電車など公共交通機関の本数が減少したために顧客の来店回数が減ってしまうというケースなども該当します。

もしも売上を上げることと周囲の環境が大きく関係しているのなら、環境の変化について常にアンテナを張り情報を収集しておき、もし何らかの変化がある場合にははやめの対策を検討するべきです。

同業他社の業績向上による影響

自社と同じ業界で似た商品を取り扱う他社の業績アップは、自社の売上に影響を与えてしまいます。

競合他社やライバル会社の商品のニーズが高まり、自社の顧客が他社に移ってしまえば売上は減少・低迷することとなるでしょう。

また、他社がテレビやラジオ、インターネットを使った大々的な広告を打ち出すことや、キャンペーンを実施して顧客を獲得しているのなら、自社のシェアが奪われるとも考えられます。

同業他社の新商品リリースやキャンペーン開催の情報などは、常に入手し確認できる体制をつくっておくことが大切です。

商品・サービスのイメージが悪化している

売上が減少・低迷してしまう原因として、商品・サービスのイメージが悪くなっているケースもあります。

たとえばツイッターやインスタグラムなどのSNSを使う方は多くいるため、もしユーザーの1人が商品やサービスに関して不満を抱いたとき、その内容が口コミとして広がることもあるからです。

悪い口コミがネット上で広がれば、その内容を見た方が離れてしまう可能性もあります。

自社ではなく取り扱う商品に関するネガティブ情報が拡大すれば、業界全体のイメージが低迷するため、売上を引き上げるまで時間がかかることとなるでしょう。

ホームページやSNSのアクセス数の減少

集客の方法を主にインターネットで行っていた場合、自社のホームページやSNSに対するアクセス数が減っていれば、そのまま売上減少・低迷につながる可能性があります。

たとえばホームページの場合、GoogleやYahooの検索順位でアクセス数は大きく左右されます。検索順位が上がればアクセス数も増えるでしょうが、反対に順位が下がればアクセス数も減少します。

日本内で検索エンジンとしてのシェアを占めるサイトは、GoogleのAIにより順位が決められています。

Googleは評価基準を日々改正しているため、これまでは上位の検索数だったのに、突然、掲載順位が大幅に下がるというケースもめずらしくありません。

ホームページの検索順位やSNSで多く検索されている事柄などを常に確認し、それが集客の低下につながっていないか確認するようにしましょう。

上記の内容以外にもご不明な点等ございましたら、翔彩サポートまでお気軽にご相談ください。

監修者情報

経営コンサルタント         翔彩サポート 代表 広瀬祐樹

【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。

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