会社の情報セキュリティ対策は出来てますか?
皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。
今回は、あまり聞きなれていない言葉かもしれない『セキュリティ対策推進枠』について解説していきます。
インターネット社会におけるサイバー攻撃
会社の情報をサイバー攻撃から守るための対策はしていますか?
近年、大企業のみならず、中小企業へのサイバー攻撃のリスクが高まっています。
2022年では3~4割ほどの企業がサイバー攻撃を受けており、情報セキュリティ対策は軽んじられない問題です。
しかし、どう対策していいのか分からない、と困惑される方も多いかと思います。
そのときは国が推奨する制度を利用するのも一つの手です。
セキュリティ対策推進枠とは?
セキュリティ対策推進枠とは中小企業及び小規模事業者がIT導入に関する費用の一部を補助するIT導入補助金に、昨今の国際情勢の緊張などにより、サイバー攻撃事案の潜在リスクが高まったことを踏まえて2022年8月に新設されたものです。
中小企業・小規模事業者等が生産性の向上や直面する課題に対応するためITツールを導入する際の経費の一部を補助する目的があり、「通常枠」とは補助額や機能要件など様々な違いがあります。
セキュリティ対策推進枠が創設された背景
なぜ創設に至ったのでしょうか。その理由は大きく分けて3つ有ります。
- 企業に対するサイバー攻撃が増加傾向にあり、その攻撃方法が多様化したから
- 人材や予算の制約から中小企業が狙われるケースの増加したから
- サイバー攻撃による被害が数千万円を超える被害が想定された案件も確認されたから
対象となるのは情報処理推進機構(IPA)が公表する「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスと」に掲載のサービスのうち、IT導入補助金事業においてIT導入支援事業者が提供しかつ事務局に事前登録されたサービスです。
セキュリティ対策推進枠が創設されたことで情報処理推進機構が公表する「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されているセキュリティサービスを最大2年間、実質半額で利用することができるため、低コストでサーバー攻撃への対策を行うことができます。
サイバー攻撃のリスクが中小企業にも及びつつある中、こうした補助金を使うことで気軽にセキュリティ対策を強化することができます。
国が推奨するサイバーセキュリティお助け隊サービス
このサービスは中小企業や小規模事業者等が導入しやすいサイバー攻撃への対策手段の1つです。
情報処理推進機構(IPA)が主導しており、3つのサービスを提供しています。
見守り(異常の監視)
24時間365日の監視。挙動や問題のある攻撃を検知し、パソコンとネットワークを守ります。
問題が発生した時の「駆付け」
問題が発生した時に、地域のIT事業者等が駆付け対応します。
対応に係る各種コストを補填する「保険」
簡易サイバー保険で駆付け支援等、インシデント対応時に突発的に発生する各種コストを補填します。 上記の3つが一体となったサービスです。
IT導入補助金の活用
IT補助導入金とは中小企業・小規模事業者等が自社の課題やニーズに合ったITツールの導入を支援する補助金です。
ITツールとはパッケージソフトの本体費用、クラウドサービスの導入・初期費用等のことを指します。この補助金を受け取る為には決められた流れで申請する必要があります。
セキュリティサービス利用料の半分を補助してくれますので、セキュリティ対策を行う方は一度検討することをおススメします。
申請前には必ず最新情報をご確認ください。
上記の内容以外にも経営について詳しいことや気になることがございましたら、翔彩サポートへお気軽にお問い合わせください。
監修者情報

経営コンサルタント 翔彩サポート 代表 広瀬祐樹
【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。
経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。