起業する人が必ずぶち当たる不安の壁
皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。
いざ、起業に向けて準備をしていても、起業したてのときであっても不安はいつになっても付きまとうものです。
それは、経営者であれば通る道でしょう。
『起業したのはいいけど、今取り組むことが本当にこれで良いのかな?』
『営業も経理も両方ともやらなきゃいけないことが多すぎて何から手を付けたら良いのか分からない』
『これからどこに向かっていけば良いのか道筋が見えない』
といった不安の声をこれまでも聞いてきました。どんな経営者にだって不安はあります。
ただし、不安を感じて何も行動できずにいると現状維持になってしまって、自らの不安な気持ちを打破することができません。
会社組織で雇用されていれば、上司から指示を受けることだってあるでしょう。
しかし、経営者は誰からも指示を受けることがありません。自分自身で奮い立たせて行動を起こすしかないと割り切らなければいけません。そして行動すると心に決めることが大切です。
そこでこの記事では、起業する人が感じる不安について、開業から経営をサポートする長崎県佐世保市の翔彩サポート、代表の広瀬が解説します。
これから起業を考えている方以外にも、すでに経営していてこれからどのように経営をしていけば良いか悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。弊社は、初回の無料カウンセリングを実施していますので、お気軽にご相談ください。
起業したい人の85%が不安を抱えている?
日本の起業率(開業率)は下図の通り、2020年のデータでは、約5%と国際的に低い傾向です。

起業率が低い理由は、以下の3つが考えられます。
- 今の生活を崩してまで起業したくない
- 起業に対して無関心
- 興味はあるが起業に対する不安がある
日本の起業関心率は低く、それが影響して起業率が低いのです。
起業を志す人の多くが「お金の問題」「経営に対する不安」「起業に係るリスク」に対する不安を抱えているのです。
起業に不安を感じてしまう原因

起業の“何に対して”不安を感じているのか、特定できていなければ不安を解消しようがありません。
ここではよくある不安の原因をご紹介します。主に以下の5つです。
- 資金調達ができるか不安
- 事業計画通りに経営できるか不安
- 売上を確保できるか不安
- スタッフに限らず、周囲との人間関係が不安
- 事業が失敗したときの自分の将来が不安
具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。
資金調達ができるか不安
起業で必ずと言っていいほど必要になる資金調達。
果たして起業に必要な資金額をうまく調達できるのか、自身に合う資金調達方法は何なのか、融資を受けるとき無事に審査に通るのか、不安要素はたくさんあることでしょう。
自己資金がなかなか用意できないもどかしさもあるかもしれません。
資金面への不安は起業する誰もが感じることです。
資金不足に不安を覚える方は、小さな元手で始めることのできる業界に参入するか、バーチャルオフィス等の使用で固定費をできる限り削減するなどの対策で起業への不安を解消しましょう。
事業計画通りに経営できるか不安
起業時に作成した事業計画は、今後の事業の行先を決める大切な道しるべとなります。
そのため適当な事業計画ではいけません。どうなるか分からない事業の将来を長期的に見つめて計画する難しさがありますが、3~5年の中長期の事業計画を立てる前に、目先1年の事業計画を実現可能なものに作成することが優先です。
一人で事業計画の作成が上手くできるか不安なこともあるでしょうし、作成した事業計画通りに運ぶかも大きな不安要素のひとつだと思います。
事業計画の作成は初心者が1人で行うべきではありません。プロの専門家目線を取り入れて、適切に作成したいものです。
事業計画書の作成から計画を実行することをサポートして欲しい方は、翔彩サポートまでご相談ください。
売上を確保できるか不安
起業して儲けを出せるか不安になることもあるはずです。
うまくいくはずと勇気を出して起業したのに、いざ事業を始めると全く売上の目処が立たず、利益が出ない。
新規の問い合わせも少なく、見込みがない。
こんな状態に陥ることは決して珍しくはありません。
しかし、起業してすぐ目に見える利益を生み出すのは難しく、1~2年の間は収入ゼロも覚悟しておきたいものです。起業当初の事業計画は最低ラインで考えるべきなのです。
無収入の未来は不安ですが、その覚悟が出来ないようなら起業自体を考え直したほうがいいかもしれません。
スタッフに限らず、周囲との人間関係が不安
起業すると、営業から事務まで一通りのことをすべてこなさなければいけなくなりますので、確実に忙しくなります。
事業に割く時間が多くなるため、家族・友人・恋人などとの時間が少なくなってしまう事態を避けては通れません。
起業することで孤立してしまうのではないか、今は順調でも周囲との人間関係に支障をきたすのではないかと不安になることだってあるでしょう。
周囲のすべての人は難しくても、身近な人の理解を得たり、同じ状況の起業仲間と新たにつながったりと、孤立しない工夫は必要です。
事業が失敗したときの自分の将来が不安
この不安は本当に誰もが拭えないものかもしれませんが、この不安要素が多くを占めている方は、その時点において起業しない方が良いです。
起業は必ずしも上手くいくとは限りません。
もし失敗したときのことを考えると、不安になるのも仕方のないことでしょう。経験したことがないのですから当たり前です。
失敗したときに借金まみれだった場合が一番怖いでしょう。
金融機関への信用情報が傷つき、生活しづらくなってしまうかもしれないとも考えます。
ですが、資金調達で創業融資を受けるとしたら、保証を個人につけなければ返済義務が個人に降りかかることはありません。
また返済不可となる前に、事前対策として据置期間が設けられたり、金融機関へ相談すれば一定期間返済を待ってもらうことも可能です。
無知のまま滞納してしまうと取返しがつかないですので、起業後に少しでも「このままでは資金繰りがうまくいかなさそう」と感じたならすぐに金融機関まで相談しましょう。
おすすめはいつでも相談できる専門家を身近につけておくことです。
起業の不安を解消する方法

起業の不安を解消する方法は、上記の原因追求がまずは一番です。
それ以外の解消法としては、主に以下の5つです。
- 目標を明確にする
- 起業したい気持ちが強いなら、不安があっても行動する
- 物事を一項目ごとに考える
- マーケティングスキルを習得する
- 「失敗は通過点」と考える
具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。
目標を明確にする
起業に対する目標が明確ではない状態は不安の原因となります。そんな人は起業への目標を明確に設定しましょう。
目標を詳細に設定すれば「自分が何をすべきか」が明確になります。
やることが明確になり、実際に行動すると不安が取り除かれるでしょう。
起業したい気持ちが強いなら、不安があっても行動する
不安で起業ができないまま、時間が過ぎてしまい諦めたという人は多いです。
不安な気持ちはあっても起業への気持ちが強いのであれば、行動に起こしてみることです。
経験しないと分からないことは沢山ありますし、行動することで不安が消えることも多いです。
不安で行動できない人は、意識的に「とりあえず起業する」マインドを試してみてください。
物事を一項目ごとに考える
情報を簡単に入手できる現代では、情報過多になりがちです。情報の取捨選択ができないと、何が正解の起業方法なのかわかりません。
その様な人は「起業をしたいのかしたくないのか」「どの業界で起業するのか」など、一つ一つ物事をシンプルに考えましょう。
一項目ごとに整理すると考えがまとまります。そうすると情報過多に陥らず、起業不安が消えます。
最低限のマーケディングを知る
はじめのうちから全てを知っている人はいません。
ですが、「起業しても競争社会で生き残れるか不安」という人は、最低限のマーケティングスキルを習得しましょう。
マーケティングスキルを身につければ、低予算で効果的な事業展開が可能となります。
同業他社が多い市場でも自社の強みをうまくアピールするマーケティングを行えば、競争社会でも生き残ることはできます。
失敗を通過点と考える
起業に失敗は付き物です。しかし、撤退時期を見極めて経済的な致命傷を負わない経営をすれば、たとえ失敗しても再び起業ができます。
1度起業に失敗して再度起業を行い、2度目の起業で成功している経営者も数多くいます。
もちろん最初の起業で成功するために努力を惜しまないことは大切です。しかし、低リスクで挑戦できる現代で「失敗は通過点である」という気持ちを持って取り組むと心に余裕が生まれます。
そうすれば起業に対する不安はなくなり、起業に踏み切れるでしょう。
外的要因は柔軟に受け入れる
不確定な要素を意識して不安になる人は多いです。
もちろんリスクヘッジは大切ですが、悩んで不安になっても事態が変わらない外的要因は多いです。
リスク対策を精一杯行えば、あとは「外的要因はどうしようもない部分がある。リスクの予防は行ったしトラブルになったらその時しっかりと対応しよう」という気持ちで余裕を持って構えましょう。
まとめ:起業したいと思ったら、起業から全てをサポートできる翔彩サポートまで
起業に対する不安を持っている人は多いです。しかし多くの人が思っている不安は、実はそれほど大きな障害とならないのです。
会社の経営に携わるためには、数多くの不安と向き合わないといけない可能性があり、いかに上手に不安と付き合えるかが非常に大切です。
上記以外にもご不明な点等ございましたら、翔彩サポートまでお気軽にご相談ください。
監修者情報

経営コンサルタント 翔彩サポート 代表 広瀬祐樹
【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。
経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。