売上アップのためのデータ分析

経営情報

売上アップのためのデータ分析

皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。
起業したてで相談できる相手もおらず、1人で抱え込んでしまってはいませんか。
長年経営している方の中で、売上が思うように伸び悩んでいて、何から取り組んだらよいか道を見失っている方はいませんか。起業したての方でも、すでに経営をしている方でも売上が伸びずに不安ばかりが募る方は多いでしょう。

この記事では、自社に合った売上アップのポイントの見つけ方と、ポイントを絞って売上アップする方法を3つ紹介するとともに、翔彩サポートのデータ分析についても軽くご紹介します。
売上アップすると資金が増え、より良い商品やサービスの作成が可能です。売上アップが実現すれば今後の事業展開にも前向きになれるので、ぜひ参考にしてください。

データ分析の目的はより良いビジネスの意思決定

売上アップのためには、経営陣の意思決定が非常に重要です。

経営陣も何か根拠がないと意思決定を思い切ってできないでしょう。そのためには、これまでの経営データを分析することがヒントになります。

データ分析の目的とは「より良いビジネスの意思決定をするため」です。


ビジネスとは大小ともあれ選択(意思決定)の連続です。その意思決定の積み重ねが会社の評判や利益、顧客満足などの成長に繋がります。

その一つ一つの意思決定をなるべく円滑にかつ成功するためにデータ分析を行います。そのため、ビジネスに繋がる示唆が上手く見つけられないと悩んでいる方は一度目的に立ち返り「データを用いて解決したい課題」を確認してみてください。

データ分析(活用)のメリットとは?

データ分析とはビジネスをより良い方向に進めるために欠かせないものです。
データ分析を行うメリットについてご紹介します。 データ分析を行うメリットは大きく3つあります。

  • 現状分析・将来予測が可能となる
  • 問題点やビジネスチャンスを発見できる
  • 意思決定のスピードを上げることができる

具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。

現状分析・将来予測が可能となる

データをもとに精度の高い現状分析や将来予測ができるようになることです。ビジネスでは市場の動向や売上推移を予測することが欠かせません。
しかし、そのような未来の情報は不確実性が高く、確度の高い予測をすることが難しいのが現状です。その悩みを解決するのがデータです。 各データの関連性や因果関係などを分析することで、高度な予測結果を得ることができます。そうすることで、市場のシェア率の拡大や利益向上など、またそれらに繋がる施策の検討・実施ができるようになります。

問題点やビジネスチャンスを発見できる

見落としていた問題点やビジネスチャンスを発見できるようになることです。今まで、抱えている問題の解決方法や新しいビジネスは経験や勘に頼ったものが一般的でした。
しかし、「情報化社会」「IT化」など時代の流れが加速し、従来の経験則や勘だけだと、市場に取り残される可能性が高まりました。 そこで必要となるのがデータを活用した、新しいインサイト(洞察)の発見です。
データ分析とは、さまざまな型や組織内に散らばっているデータを集約・分析し、そこから新たな洞察を導きます。分析を行うことでデータ同士の相関関係や因果関係を発見することができるため、人がなかなか続かない問題点やビジネスチャンスの発見ができる可能性があります。

意思決定のスピードを上げることができる

意思決定のスピードを上げることができることです。経験や勘はその人の主観が絡むため、それをもとに意思決定する際は多くの人とすり合わせる必要があり、時間がかかりました。 もちろん、時には経営者の長年の勘は経営をプラスの道へ導いてくれることもあるでしょう。
しかし、現代の企業活動では加速する時代の流れに取り残されないようにスピーディーに意思決定を行うことが大切です。データは長年の売り上げや市場の動向から客観的かつ信頼度の高い情報を素早く提供し、意思決定のサポートをしてくれます。

自社に合った売上アップのポイント

自社にあった売上アップポイントを見つけるには、売上に関係するデータの分析が重要です。正しくデータを分析していけば、自社の売り上げが伸びない原因もわかってくるでしょう。
具体的な分析方法は以下の3つです。

  • 過去の売上から顧客の買い物の傾向やパターンを見つける
  • 商品やサービスが顧客ニーズに応えられているのか明確にする
  • 競合他社を多角的に分析する

それぞれ解説します。

過去の売上から顧客の買い物の傾向やパターンを見つける

まずは過去の売上を分析し、顧客の買い物の傾向やパターンを把握することをおすすめします。顧客のリアルタイムな行動を追跡し、ターゲットに対する適切なアプローチ方法を模索するためです。どの商品やサービスを購入するのか どのようなタイミングで購入するのか、どのような条件で購入するのか、過去の売り上げを分析すれば特定の季節やイベントの時に需要が高まる商品や、顧客がよく購入する商品を見つけられます。
気持ちが焦るとつい新しい方法を試したくなりますが、まずは一度立ち止まって売上や顧客のデータを丁寧に読み解いてみてはいかがでしょうか。

商品やサービスが顧客ニーズに応えられているのか明確にする

売上をアップするには自社の商品やサービスがどのような顧客ニーズに応えているのかを明確にする必要があります。顧客の声やフィードバックを反映させれば、商品やサービスの品質向上に繋げられるからです。顧客のニーズを知るためには以下のツールを利用してみてください。

  • 承認やサービスに関するSNSの投稿
  • 口コミサイトの評判
  • お客様へのアンケート

売れる商品を打ち出すには、お客様の声から商品やサービスがどのような顧客ニーズに応えられているのか考えてみるのがおすすめです。

競合他社を多角的に分析する

自社に合った売上アップのポイントを見つけるためには、競合他社を多角的に分析してみるのがおすすめです。競合他社の特徴を浮き彫りにすれば、自社が取るべき製品開発やサービス拡充の方向性を検討できます。
競合他社を分析するときは以下のポイントを見てみましょう。

  • 商品やサービスの価格や特徴
  • メインとしている客層はどこか
  • どのような広告方法をとっているか
  • 実店舗の環境やECサイトの使いやすさ

競合他社を分析できたら、他社との差別化による売上アップ法を考えられます。自社の強みを活かして戦うためにも、競合他社をじっくりと分析してみてはいかがでしょうか。

ポイントを絞って売上アップする方法3選

売上は「お客様の数×お客様の購入額×お客様の購入頻度」で決まります。売上アップのポイントを3つに集中すれば、効果的に成果を挙げられるでしょう。具体的な売上アップ法は以下の3つです。

  • メインターゲットに自社の情報を確実に届ける
  • 商品の価値を引き上げて価格の高い商品を売り込む
  • お客様に丁寧に接することで自社のファンを獲得する

それぞれ解説するので、ぜひ参考にしてください。

メインターゲットに自社の情報を確実に届ける

売上アップ法の1つ目は、メインターゲットに自社の情報を確実に届けることです。自社や商品の魅力を知ってもらえれば、より多くのメインターゲットに来店を促せます。メインターゲットに情報を届ける方法の一例は以下の通りです。

  • 広告キャンペーンの展開
  • ソーシャルメディアの活用
  • パンフレットやチラシの配布
  • メインターゲットに確実に情報を届けられているか、現在の宣伝方法を見直してみると良いでしょう。

効果を最大化するにはターゲット層の特性や行動に合わせて宣伝方法や、施策を打つタイミングを考慮すると良いでしょう。

商品の価値を引き上げて価格の高い商品を売り込む

売上アップ法の2つ目は、商品の価値を引き上げて価格の高い商品を売り込むことです。顧客の購入単価を引き上げられれば、顧客の新規開拓を行わなくても売上を伸ばせます。価格の高い商品を売り込む場合、以下の方法が一般的です。

  • より付加価値の高い商品の開発を行う
  • 企業のブランドイメージを強化する
  • 商品に独自の価値を持たせて他社と差別化する
  • 顧客のニーズや要望に合わせたサービスを行う
  • 価格の高い商品を売り込むには自社の強みを前面に押し出す必要があります。競合他社と似た商品を似たような価格で提供しても、売上アップは難しいでしょう。

競合他社との差別化を行い、競合他社では提供できない商品を売り出すのが売上アップのカギとなります。

お客様に丁寧に接することで自社のファンを獲得する

3つ目の売上アップ法はファンを獲得することです。顧客に丁寧に接すれば、リピーターとして繰り返し商品を買ってくれる可能性があります。丁寧な接し方の具体例は以下の通りです。

  • お客様の声を受けてサービスの改善を行う
  • 明るく気持ちの良い接客をする
  • アフターフォローをしっかりと行う
  • 毎回丁寧に接してもらっていると、お客様は自社に対して安心感を持つようになります。お客様をファン化できれば、繰り返し商品を買ってもらえる可能性が高くなります。

行動を移す前の準備も念入りに

売上アップをさせたいという経営者の思いが強いことは良いことです。
しかし、そのために何も準備せずに行動に移してしまっては、思っても見ない結果に繋がってしまうことだってあります。その前に自社の売上データに関する分析からでも始めるようにしてください。
歯科医院を例で挙げるとすれば、下記の項目を分析してみる良いでしょう。

  • 診療日数
  • チェア台数
  • レセプト数
  • 延患者数
  • 保険点数
  • 治療患者回転数
  • 診療単価
  • 来院人数
  • 1ユニットあたりの稼働人数
  • 新規患者数
  • 再初診人数
  • 再診人数
  • キャンセル率
  • メンテナンス人数
  • メンテナンス来院率
  • 自費人数
  • 自費収入
  • 総収入

他にも分析した方が良い項目はありますが、一度ここまでの分析をしてみることをおススメします。このデータを取ることで、何が今問題点で何に注力しないといけないのかが明確になります。
翔彩サポートでは、これよりも詳細なデータ分析をしたものをクライアントに毎月お渡ししています。
必ず、経営者の方との面談がありますので、そこで今月の動きであったり、今の問題点であったり、これからの見通しであったりを会議しています。クライアントの中には、このデータ分析を毎月みていくことによって意識が変わり、年間1,000万以上も売上アップした歯科医院もあります。

下記、リンクよりご覧ください。

まとめ:売上アップのデータ分析をしたい方は、翔彩サポートまで

売上アップのためには行動が必須です。
しかし、闇雲に行動しても良い結果を得られることはありません。しっかり、自分の身の丈に合った取り組みから始めるようにしてください。
自社の経営数値分析をしてみたい、売上UPを狙いたいという方は、ぜひ翔彩サポートまでご相談ください。

監修者情報

経営コンサルタント         翔彩サポート 代表 広瀬祐樹

【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。

経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。