起業した人の悩み

経営情報

起業した人の悩み

皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。

今回は「起業した人の悩み」について解説します。

独立を掲げる人にとって起業は失敗したくないものだからこそ、起業に際してはさまざまな悩みを抱えがちです。

その悩みを一つひとつ確実に解決できなければ起業してもうまくいかなくなることは十分に考えられますし、起業自体できなくなってしまう恐れもあります。

そこでこの記事では、起業した多くの人が感じる悩みについて、開業から経営をサポートする長崎県佐世保市の翔彩サポート、代表の広瀬が解説します。

これから起業を考えている方以外にも、すでに経営していてこれからどのように経営をしていけば良いか悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。弊社は、初回の無料カウンセリングを実施していますので、お気軽にご相談ください。

起業した人が感じる悩み

起業した人が感じる悩みは、主に以下の5つです。

  1. 資金不足
  2. 顧客や販路の開拓
  3. 知識不足
  4. 従業員の雇用
  5. 業績不振

具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。

資金不足

起業の悩みである意味最も多いといっても過言ではないのが「資金不足」です。

資金が足りないことは起業する人にとって致命的問題です。

最近は「1円起業」という言葉もあるように、起業に際して必要な資金が少なくなっているイメージがあるでしょう。しかし、1円起業は起業それ自体にかかるお金が1円で済むわけではなく、あくまで資本金を1円からスタートさせることができるという意味です。

起業したての売り上げがない時にも固定費は発生しますので、それを賄う運転資金は別に必要です。

個人事業主であれば開業資金は不要ですが、法人として会社を設立する場合、登記事項証明書や定款の提出などといった手続きの過程で発生する費用は諸々を合わせると25万円近くにまで膨れます。

さらに事業を行っていくための設備資金や人材投資、当面の運転資金や生活費を加味すると資金はあるに越したことはありません。

このように会社の設立のためには一定以上の資金が必ず必要となります。

起業をする以上、ある程度資金を貯めてから行う人がほとんどですが、お金を時間で買うという考えも必要です。

起業してからすぐに運転資金を確保できるだけの売上を出すことは難しく、起業後しばらくは赤字経営が続く場合がほとんどです。起業したての時は、地元の金融機関や日本政策金融公庫の創業資金を活用するなどして資金面で余裕を持つようにしましょう。

これらの点を踏まえると、起業をする際には設立に要する資金のみならず、起業してから経営をしていくうえで必要な資金をいかに確保するかが重要といえます。

顧客や販路の開拓

起業したてであるとやはり顧客や販路の開拓は簡単ではありません。

起業したばかりの会社は知名度が低いですし、人脈もないのが普通です。

それでも、起業すると一度決めたのなら地道な営業活動を通じて販路を開拓していくことになるでしょう。

また、顧客や販路の開拓は決して「やればやるほどいい」というわけでもありません。

顧客が順調に増え、販路が急速に広がっていくことはもちろん会社にとっては悪いことではありませんが、注文が増えすぎると対応できるだけの人的資源が不足した、さらに設備の限界を迎えてしまう可能性もあります。

そうなれば、かえって会社の負担を増やしてしまうことになるでしょう。

需要に対応できなくなり、サービス提供能力が足りなければ、会社の信頼を落としてしまうことにもなりかねません。

そうならないためにも、顧客や販路の開拓は計画的に、効果的に行うことが重要といえます。

知識不足

起業して経営者になる以上、経営を行っていくうえで必要な知識は多くあります。

法務・税務・財務などといった専門的な知識は、普通なら外部の専門家に委託するのが一番です。

起業したばかりは資金に限りがあり、専門家に依頼してばかりはいられません。

またそれらの専門的な知識を請け負うバックオフィス業務を担当する部署もいきなり充実させることも不可能に近いでしょう。

基本的な知識は身につけておき、ある程度のことは経営者自身で対応することになります。

法務・税務・財務などの専門的な知識は、いずれもある程度勉強をしないと身につけられません。

また経営者である以上、株式や契約、経営戦略の手法などといった知識も学ぶ必要があります。

どのような方針や舵取りで会社を動かしていくかは、どれだけ知識を得ているかによって左右されるといっても過言ではないでしょう。

従業員の雇用

起業した当初は経営者1人や数人の役員で業務を回すことが多いですが、業務が増えてくると従業員を雇い入れることになります。

初めて従業員の雇用を行う際は難航するうえに、注意が必要です。

従業員の雇用は意外と複雑なもので、待遇の設定や社会保険の手続きなど、雇用に際して行わなければならないことが多くあります。

いずれも適切に行わなければ、採用した従業員に迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。

雇用する従業員の採用基準にも注意しておくべきでしょう。

起業したばかりであるなら当然即戦力になるような人材が欲しいものですが、スキルに長けていても人間性がイマイチだったり、人間性が良くてもスキルがなかったりする従業員を採用してしまうと、かえって手間がかかります。

起業したばかりだと目の前の業務を片付けることで手いっぱいになりがちです。

雇用した従業員の育成や研修はしっかりと行う必要があります。

育成や研修に手をつけられずにいると、従業員のポテンシャルが伸び悩みかねません。

軽はずみな従業員採用は避け、入社後やその先までを見据え、入念な準備をしたうえで雇用を実施しましょう。

業績不振

業績不振というと売上の減少などで発生するイメージがありますが、必ずしも原因がそれだけとは限りません。

コストの増加や負債など、会社の資金繰りをどのように行っているかも業績にダイレクトに影響してくるものです。

つまり業績不振は会社が提供しているサービス・商品の売れ行きのみならず、日ごろからの経営者の資金繰りの方法も原因になり得るといえます。

そのため業績不振が発生したからといって、ひたすら設備投資や新商品開発に資金をかければ解決するというわけではありません。

むしろ原因を読み違え、誤った解決策を講じれば業績不振に拍車をかけてしまうことにもなりかねません。

業績不振を解決するには、まず冷静に原因を分析することが何よりも大事といえるでしょう。

時には経営者自身のこれまでの経営方法を反省することも大切なことです。

まとめ:起業で悩んだら、起業から全てをサポートできる翔彩サポートまで

起業の悩みはどれも切実で、解決策への努力は一つも怠ってはいけないものです。

起業してから事業が軌道に乗るまで、経営者はさまざまな問題に行き当たり、その都度悩むことになります。

しかし、問題の中には経営者1人が悩んでも解決できないことも多いでしょう。

そのようなときは専門的な知識に長けた相談相手を見つけ、悩みを話してみることも解決策を見つける糸口になります。

上記の内容以外にもご不明な点等ございましたら、翔彩サポートまでお気軽にご相談ください。

監修者情報

経営コンサルタント         翔彩サポート 代表 広瀬祐樹

【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。

経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。