経営者には、うつ病が多い?

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経営者には、うつ病が多い?

皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。

今回は「経営者にうつ病が多いこと」について解説します。

会社の責任の重さに耐えきれず、うつ病になってしまう経営者も少なくありません。
しかし、経営者が企業の舵を取れない状況では会社は回らなくなり、最悪の場合、倒産となってしまいます。

経営者がうつ病のリスクヘッジをしておくことで、常に健全な経営を維持できるような体制を整えておきましょう。

経営者がうつ病にかかりやすい原因とは?

経営者がうつ病にかかりやすい原因は、主に以下の6つです。

  1. 経営状況の悪化
  2. 従業員との人間関係
  3. 長時間労働
  4. 孤独感
  5. 経営環境の見通しの不確実
  6. ビジネスパートナーの裏切り

具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。

経営状況の悪化

会社の状況を早く回復させなければという責任感が経営者を追い込み、うつ病になってしまうケースがあります。

経営状況の悪化は市場変動や競争激化といった様々な事象によって起こり、経営をしていくうえで不可避の現象と言っても過言ではありません。

経営者はその要因を分析し、対策を講じる必要がありますが、決して簡単なことではありません。

従業員との人間関係

経営者の場合、顧客や取引先だけでなく、従業員との関係性がストレスに繋がることがあります。

年齢や性別の差異もそうですが、日々のコミュニケーションが業務的なものばかりで淡泊になっていると、従業員と良好な関係は築けず、業務の円滑な進行も難しくなっていきます。

そうなると、経営者は頼りたいときに従業員を頼れず、悩みや苦しい状況を1人で何とかするしかなくなり、そのストレスからうつ病になる可能性が出てきてしまいます。

長時間労働

あらゆる事象に会社の代表として対応していると、気が付けば長時間労働が当たり前になっており、十分な睡眠時間を確保できないようになっています。

労働時間が長くなるほど、翌朝に疲労を持ち越す頻度が増え、うつ傾向が高くなるという分析が示されています。

長時間労働による短い睡眠は、うつ病だけでなく、生活習慣病や認知症といった症状が発生するリスクを高めることにも繋がります。

孤独感

経営者はその仕事柄、会社や事業の課題を誰にでも相談できるわけではなく、相談相手が少ないことが特徴として挙げられます。

経営者という立場上、安易に周りに心を許したり、弱音を吐くべきではないと考えてしまう方も多いです。

すると、家族や従業員にも腹を割って話しにくくなり、全て1人で抱え込むことでどうしたら良いかわからなくなってしまい、うつ病になってしまうケースが考えられます。

経営環境の見通しの不確実

経営をしていくうえでは、「予想外」と隣り合わせです。

昨今でもAIの台頭によりどんどん情報化が進み、ビジネスでもDX化が加速しています。

経営環境はこのように想像を超えるスピードで変化していくため、変化をいち早く察知して柔軟に適応できなければ生き残っていくことができません。

とはいっても、全ての物事を最初から予想できる人間はいません。
人間は予想外の出来事が起こるとストレスを感じます。

経営者として予想外の事象に対応する中でストレスが蓄積されていくと、うつ病にも繋がりかねません。

ビジネスパートナーの裏切り

経営者にとって、企業の立ち上げから一緒に頑張ってきたビジネスパートナーとも呼べる人物の存在があることも少なくないでしょう。

しかし、信頼を置いていた人物に急に裏切られるケースは珍しくありません。

一度そういった裏切りを経験すると、従業員であっても信用しきるのが難しくなります。
「従業員を信用したいが、裏切られるのが怖い」というジレンマが経営者を孤独にさせ、うつ病に追い込むケースがあります。

経営者がうつ病になることでの影響とは?

経営者がうつ病になることでの影響は、主に以下の3つです。

  1. 経営判断力の低下
  2. 売上の減少
  3. 従業員の退職

具体的な内容については、以下で詳しくご説明します。

経営判断力の低下

うつ病が招くのは身体の不調だけではありません。
経営者の判断能力や記憶力を著しく低下させ、適切な経営判断ができなくなる可能性があります。

経営者の決定は会社の命運を大きく左右します。
判断力が低下している状況で経営者が意思決定をするのは非常に危険です。

売上の減少

経営判断力が低下してくると、その次に考えられるのが売上の減少です。

うつ病で経営者が不在の間、経営を立て直すための時間が必要ですが、その間にも仕入れ資金や社員の給与、債務の返済など固定費用は発生し続けます。

売上を生み出すための時間もコストも十分に割くことができず、売上が減少してしまうでしょう。

従業員の退職

経営者のうつ病が従業員に知れ渡ると、従業員は「この会社にいて大丈夫なのか」と将来を不安に感じ、退職を願い出る可能性が高まります。

トップが不在の会社では、自分たちの今後も危ういと感じるのは無理もないでしょう。

うつ病による経営者の不在は従業員の離職を促してしまいます。

まとめ

会社の全責任を負う経営者は、とても大きく目に見えないものと日々戦っています。

一人で抱えきれない方も多くいますが、その瞬間に会社経営はストップします。その結果で良いことは1つもありません。今、その状態にある方はいつでも翔彩サポートを頼ってください。

上記の内容以外にもご不明な点等ございましたら、翔彩サポートまでお気軽にご相談ください。

監修者情報

経営コンサルタント         翔彩サポート 代表 広瀬祐樹

【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。

経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。