起業で失敗する要因

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起業で失敗する要因

皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。

今回は「起業で失敗する要因」について解説します。

中小企業庁のまとめを見ると、倒産理由として最も多いのは「業績不振」です。

では、なぜ業績不振に陥ってしまうのでしょうか。その要因をご紹介します。

運転資金不足による倒産

事業を営む上では、家賃や光熱費、人件費、仕入れ費などのさまざまな経費がかかります。

これらの運転資金が支払えなくなれば事業を継続することができず、会社は倒産します。

起業時は、初期投資が多く必要となることもあるため、準備段階ではその資金のことばかり考えてしまいます。

初期投資以外にも当面の運転資金が必要であることを念頭に置いて資金を準備しなければなりません。

そのための借入交渉は起業における最重要項目です。

組織崩壊による倒産

創業メンバーや役員などの間で報酬分配を巡ってトラブルになったり、信頼していた仲間の思わぬ裏切りにあったりして倒産に追い込まれてしまうケースが実際に発生しています。

友人同士で起業はおススメしません。

通常の友人関係では発生しない「お金」や「権力」を巡る衝突が一気に人間関係を変え、組織を崩壊させてしまうからです。

集客力不足や営業力不足による倒産

どんなに優れたビジネスプランでも、あるいはどんなに世の中の役に立つ商品・サービスでも、売れなければ利益を得ることはできません。

集客力や営業力の不足は企業にとって死活問題です。

起業前に営業職を経験していた人なら、培った営業力や人脈を生かせるかもしれません。

一方、営業経験が乏しい人の場合は、その商品・サービスをはたして自分が売れるのか、集客方法や営業方法の観点で慎重に検討するべきでしょう。

商品やサービスを磨くのも大事ですが、認知が存在しないものと一緒です。

どんぶり勘定による黒字倒産

損益計算書上では利益が出ていて、支出より収入のほうが多いはずなのに倒産してしまう。

なぜ、このような黒字倒産が起きてしまうのでしょうか。

中小企業に多いのは、「売掛金の回収が間に合わない」ことです。

商品・サービスを納品して請求書を出しても、その瞬間に現金が手元に入るわけではありません。

顧客からの「翌月末」あるいは「翌々月末」などの入金日を迎えるまでに、仕入れや設備投資などの支払い日が訪れ、その際に支払えるだけの現金が残っていなければ、黒字倒産となってしまうのです。

こうした事態を防ぐには、自社の経営ステージを適切に把握することが重要です。

売掛金の回収サイクルと合わせて、支払い余力がしっかりと残っているのか、冷静に判断する必要があります。

まとめ

業績不振に陥ってしまう要因は上記のようなことが代表的なものです。

上記の内容以外にもご不明な点等ございましたら、翔彩サポートまでお気軽にご相談ください。

監修者情報

経営コンサルタント         翔彩サポート 代表 広瀬祐樹

【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。

経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。