SWOT分析の4要素
皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。
今回は『SWOT分析の4要素』について解説していきます。
SWOT分析の要素
Strength(強み)
目標達成にプラスの影響を与える経営資源や武器のことを指します。
強みは顧客の購買理由になりうる、売上・利益向上につながる具体的な強みが該当します。
競合と比べて有利に働くことや、重要な取引条件であることなどが該当します。
社風や労働環境が良い、顧客が評価しているポイントなど、世間的に見た良さや強みでは必ずしもない点に注意しましょう。
逆を言えば、一見強みに見えない部分でも、自社の優位性が保てる強みと判断できれば十分強みになりえます。
SWOT分析:Strength(強み)の例
- 技術開発力
- 知的財産
- 蓄積されたノウハウ
- ブランド認知度
- 製品・サービスの品質
Weakness(弱み)
目標達成にマイナスの影響を与えうる経営資源等をいいます。
悪い点や改善点ではなく、機会や可能性に活用できない経営資源やネックな点が弱みに該当します。
弱みの抽出を深めると、できない理由の深堀につながる恐れが高いため、弱みの抽出にはあまり時間をかけないようにしましょう。
SWOT分析:Weakness(弱み)の例
- 顧客ニーズに対応していない項目
- 設備面での不備や弱み
- 顧客開拓・販促におけるウィークポイント
- クレームの多い項目
Opportunity(機会)
外部環境のうち、目標達成にプラスの影響を与える要素をいいます。
具体的には市場拡大や競合よりも優位性が保てる要素などが挙げられます。
機会を抽出し分析することで、ニッチなニーズや市場を見つけられる可能性が高くなります。
機会を深く追求・発掘することで、SWOT分析・クロスSWOT分析の精度が高まるとされており、機会は4要素の中でも一番核心部分です。
SWOT分析:Opportunity(機会)の例
- 法改正
- WebやSNSの活用
- 円高・円安
- 少子高齢化
- 国内外への販路拡大
- 政権交代
- 国内外の社会情勢
Threat(脅威)
外部環境のうち、目標達成にマイナスの影響を与えうる要素をいいます。
市場や顧客、政治、流通など、自社の頑張りだけではどうしようもない環境が該当します。
市場変化や時代の流れなど、抽象的に脅威を捉えると、次々と脅威が挙げられてマイナスな議論につながりやすくなるでしょう。
脅威を抽出する際は、外部環境がどう脅威になりうるのか、具体的に考えていくことがポイントです。
SWOT分析:Opportunity(機会)の例
Opportunity(機会)の例の中で出た外部環境が自社の脅威に関係しそうか、具体的にどのような脅威になりうるか等を検討しましょう。
上記の内容以外にも一緒にSWOT分析をして欲しい方やSWOT分析について詳しいことや気になることがございましたら、翔彩サポートへお気軽にお問い合わせください。
監修者情報

経営コンサルタント 翔彩サポート 代表 広瀬祐樹
【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。
経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。