非営利法人の種類-その①
皆さんこんにちは 長崎県佐世保市にある経営コンサルティング会社 翔彩サポートです。
今回は『非営利法人の種類』について解説していきます。
非営利法人とは?
おさらいになりますが、非営利法人とは法人の社員(社員総会を構成する重要メンバー)などに利益を分配しない(できない)法人のことをいいます。
非営利法人は主に「NPO法人・一般社団法人・一般財団法人」の3つに分けられます。
前回の投稿でご紹介した医療法人もこの非営利法人に含まれますが、今回ご紹介する法人と違う部分がありますので、別の機会に詳しく解説します。
NPO法人の特徴
NPO法人とは、日本語で特定非営利活動法人と呼ばれており、他の非営利法人と異なり、活動は法律に決められた20種類のことしか行うことができません。
また、設立にあたっては社員を10人用意したり、審査が他の法人設立方法よりも時間がかかることが多いので手間が掛かります。
ただし、法人形態の中でも一番設立費用が安く、補助金などを利用しやすい傾向があり、社会的信用もあがりやすい傾向もあります。
法律で決められている活動内容
- 保健、医療、福祉の増進
- 教育の推進
- 観光の振興
- まちづくりの活性化
- 農山漁村、中山間地域の振興
- 学術、文化、芸術、スポーツの振興
- 環境保全
- 災害救援活動
- 地域安全
- 人権擁護、平和推進
- 国際協力の活動
- 男女共同参画社会の促進
- 子供の健全な育成
- 情報化社会の発展
- 科学技術の振興
- 経済活動の活性化
- 職業能力開発、雇用機会の拡大支援
- 消費者の保護
- NPO団体への助言や援助
- 1~19の分野と目的で都道府県、指定された都市の条例で定める活動
NPO法人のメリット
認知度や信頼度が高い形態であり、公共事業への参加が容易になったり、国や地方公共団体、公的金融機関などからの支援(補助金や助成金など)を受けやすいため資金調達しやすいことが挙げられます。
NPO法人のデメリット
設立までに最低でも4ヶ月必要ななことや、何かしらの変更や活動をする際に、総会や理事会などの合意が必要なことからスピード感がなく手間が発生します。
上記の内容以外にも非営利法人の種類について詳しいことや気になることがございましたら、翔彩サポートへお気軽にお問い合わせください。
監修者情報

経営コンサルタント 翔彩サポート 代表 広瀬祐樹
【経営分析×経営アドバイス×財務管理】による永続的に繁栄する経営体制を支援。
経営について悩んでいることがあれば、どんなことでも構いません。お気軽にご相談ください。